命を守る・災害に強いEV車 「水に浮くクルマ」水害時の避難にも ベンチャーが開発 (東京モーターショー)

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2011年の東日本大震災で、車が津波にのみこまれていく光景に衝撃を受けた研究者が会社を立ち上げ、「水に浮くクルマ」を開発した。国内で大雨で洪水や都市の冠水被害が増える中、来年の国内販売を目指している。24日に東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した東京モーターショーに出展されている。

 

開発したベンチャー「FOMM(フォム)」(川崎市)はスズキで二輪車、トヨタ車体では小型電気自動車「コムス」の開発を手がけてきた鶴巻日出夫氏が13年に立ち上げた。

 設立のきっかけは東日本大震災の津波被害。車の中で津波に巻き込まれたり、渋滞で逃げることができなくなったりした人がいたのを見て、「水に浮く車をつくりたい」と思ったという。

 

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水に浮くEV、タイで生産 日本のベンチャー 津波きっかけに開発

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 独自の技術で水に浮く小型電気自動車(EV)を開発しているベンチャー企業のFOMM(川崎市)が、12月をめどにタイでの生産に乗り出す。日本の自動車メーカーが多数進出し、日本で開発したEVを現地生産しやすいため、タイ市場への参入を決めた。2011年に大規模な洪水被害に見舞われたタイでの需要を掘り起こしたい考えだ。

 

 現地で生産するのは4人乗りの小型EV。車体に合成樹脂を用い、部品の数も抑えて軽量化し、水に浮くことが可能になった。最高時速は80キロ。6時間のフル充電で約160キロ走行できる。

 

 FOMMは、鶴巻日出夫さんが13年2月に創業した。鶴巻さんは大手自動車メーカーでEVなどの開発を手掛けてきたが、水に浮くEVを世に出そうと独立を決意した。そのきっかけは、東日本大震災での津波被害だった。

 

 東北地方では、避難しようとした人たちが津波に巻き込まれ、多くの命が失われた。鶴巻さんは「高齢者や足が不自由な人の中には、自分の足で避難することができない人もいる。水に浮く車があれば、そのような人も助けられると思った」と話す。

 

FOMMのEVは、前輪が回転すると、水がタイヤの後方にかき出されて推進力が生まれ、水上をゆっくりと動く仕組みになっている。電気系統には防水対策が施され、故障の心配はない。

 

 今年5月にバンコク中心部に現地事務所を開いた。心臓部のバッテリーは交換式で、今後、バンコクに200カ所の交換所を設置する。

 

 タイでのEVの普及はまだわずかだが、鶴巻さんは「これから自動車市場が伸びる地域。EVを普及させることで、環境保全にも貢献できる」と期待を寄せる。1台66万4000バーツ(約227万円)。19年には年間1万台の量産を目指している。

 

 現地事務所を統括する原田武範さんは「市民の足になるとともに、カーシェアビジネスなどにも活用してほしい」と話している。

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参考

 

命を守る・災害に強いEV車 「水に浮くクルマ」水害時の避難にも ベンチャーが開発

 

 

命を守る・災害に強いEV車 「水に浮くクルマ」水害時の避難にも ベンチャーが開発 (東京モーターショー)


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